【音楽】音階を美しく聴かせる秘訣

音階にはドラマがある

 
音階「ドレミファソラシド」を美しく聴かせるには、それぞれの音に意味をもたせれば良いんです。簡単な答えでしょ(笑)

多くの人は気がついていませんが、「ド」 → 「レ」は、とても遠い距離感です。普通に歌うと、その遠い距離感覚が解らず、「レ」は低く曇った音になってしまいます。「レ」の音は明るく上ずった感じで響かせる。これが一つ目の秘訣です。

「レ」 → 「ミ」は、簡単。思い切って「レ」を明るく始めたその雰囲気で続ければ「ミ」になります。

「ミ」 → 「ファ」は、半音です。かと言って、不必要に気にすることはありません。むしろ、暖かく響くように「ファ」を歌います。

「ファ」 → 「ソ」は、本のページをめくる感じ。いやそれより、最後のページをめくって裏表紙にし、さらに本を上下に逆さまにする感じ。50歳以上の人だと、レコードをA面からB面にひっくり返すと言えばピンときますよね。

つまり、「ドレミファ」と「ソラシド」は同じなんです。ハ長調で「ドレミファ」とやって、レコードをB面に裏返すと、今度はト長調の「ドレミファ」になるって感じ。そういう表と裏が変わる感じが、「ファ」 → 「ソ」です。この裏返す感覚って、音階ではとても大切です。

「ソ」 → 「ラ」は、やっぱり距離感が遠いです。だって裏返した「ド」 → 「レ」と同じですから。しかも、「レ」に行くときは明るく上ずった感じでしたが、「ラ」に行くときは意外感が欲しいです。え? やっぱり「ラ」に行くんだという風に、ちょっと顔の向き角度を変えるようなイメージ。

「ラ」 → 「シ」は、掃除機で吸われるような勢いで上ります。まぁそんなに深く考えることは無いんですけど、あまり張り切らないのがコツです。「シ」はとても目立つ音なので、不必要に張り切る必要はありません。あくまで自然に…

「シ」 → 「ド」は、運命に引き寄せられる感覚に逆らわないこと。「シ」は別名:導音と言って、どうやっても「ド」に行かざるを得ない運命の音。だから、「ド」に辿り着いた時は、とても安心した安らぎさえ感じるのです。とても幸せに満ち足りたハッピーエンド。つまり最後の「ド」は、天国にいる気持ちですね。

そんな感じでそれぞれの音に意味を感じ、その逆らえないほど自然な音の流れを創造した神様に感謝しながら歌うのが、音階を美しく聴かせる一番の秘訣です。音階は、もっとも自然なメロディーであるべきなんですね。これ西洋音楽では当たり前の感覚です。

 
じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

クラシック音楽の基本は、とにかく音階、音階、音階…

 
ジャズのアドリブでは、いかに自分のフレーズをたくさん持っているかが大事だと聞きました。

アドリブを乱暴に説明してみると、いかに無意識のうちに、ある程度決められたコードの進行の中で、(考えなくても指が勝手に動く)自分のフレーズを組み上げるかという技になってきます。

基本的にアドリブの要素がないクラシック音楽では、とにかく音階、音階、音階… すべては音階が基本になります。

私の感覚からすれば、全調の音階(スケール)がいつでもどこでもサラッと演奏できるのは当たり前のこと。さらに分散和音(アルペジオ)も、その調でのコード進行(Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ)ができるのが、さらに当然のこと。<ピアノで言うところの、ハノンを毎日やるのと同じです。

なぜこれほどに音階ができなければダメなのかというと、西洋音楽はすべて音階を基にして作られているからです。

すべては一定のテンポという拍動の中で、規則正しく音階の組み合わせが進行します。ちなみに、モーツァルトはまさに音階を音楽的に組み立てる天才でした。

すべての調の音階がサラッとなめらかに演奏することができれば、どんな曲でもある程度まで初見で演奏することができます。あとは、いかに正確に楽譜を読むことができるという問題だけですね。

私が高校生の時、コントラバスのレッスンで全調の音階エチュードを丸々3回、師匠の厳しいレッスンを2年もかけて鍛えられました。それでなんとか、演奏家になるためのスタートラインに立てた感じです。

もしも、将来は音楽家になりたいと考えている中高生吹奏楽部員さんがいたら、迷わずに今すぐに吹奏楽部を退部して、毎日死ぬほど音階練習をしてください(笑) <これ、かなりマジな話!

クラシック音楽の演奏家がとんでもなく凄いことを普通にできるのは、そうした膨大な時間を費やして訓練をしてきたからです。ほんとに手間と時間のかかる贅沢な音楽ですよね。

 
じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ