【吹奏楽】それでも合奏でメトロノームを使いますか?

 
メトロノームのリズムを聴く度に、自分の中から「音楽のビート感」が削がれていく思いを受けるのは私だけでしょうか…?


メトロノームを使うことを否定しているわけではありません。

むしろ、個人練習においてはメトロノームを使って正確なテンポを刻む練習は必要です。

でもね…

合奏でメトロノームを使うのは、指揮者がテンポを確認する時だけで良いんです。

 
吹奏楽の現場でどんな練習がされているかご存じですか?

私も最初は驚きました。

デジタル音のメトロノームをアンプに繋いで、大音量のメトロノーム音に合せて合奏をしているのです。

これは、ほとんどの吹奏楽部でごく当たり前におこなわれていることです。

理由は、個人練習で音符をさらいきれない生徒を、合奏の中で練習させるため。

 
実際、中学生が自主的に個人練習をするのは、かなり個人の資質や習慣力が必要です。

もともとピアノが大好きで個人練習をする習慣がある生徒なら、地道に楽器の個人練習もできるでしょう。

そうではない、特に音楽の素養もなかった中学生・高校生には、しっかりとした課題を与えないと練習は進みません。

楽器の特徴をふまえた上でそれぞれの課題を与え個人練習をおこない、月に数回の定期的なレッスンをおこなう。

そうしたきめ細やかなサポートを部活動に求めるのは、正直、不可能に近いこと。

そうなると、どうしても合奏の中で個人練習をしていくというカタチになるわけです。

 
吹奏楽コンクール上位校では、顧問や指導者がそうしたきめ細やかなサポートをしていると想像します。<たぶん…

多忙な中、吹奏楽部を指導されている顧問(教員)には、ほんとに脱帽の思いです。

ただ… 結果的にそうせざるしかないとは言え… メトロノームに合わせながら合奏をすると、フレーズ感がぶっ飛んでしまうんです。

音楽のフレーズは、できるだけ大きな括りの中で創っていくもの。

そして、メトロノームはフレーズを細かく細かく細分化して物理的な枠組みに閉じ込めてしまうもの。

この両者は、とても相性が悪いです。

 
メトロノーム本来の使い方として、フレーズの一部分を取り出して指の練習をするということに限って使えば、これほど強い味方は他にありません。

私の学生時代は、メトロノームをかけっぱなしで、チューナーでその調の基音を鳴らしっぱなしにして、スケールやアルペジオを鬼のようにさらっていました。

そうして正確なテンポで自然に指が回るようになれば、合奏中にメトロノームがなくても普通にテンポをキープすることができます。

 


フレーズ感を掴む練習と、メトロノームで細部を細かくさらう練習の二つを、うまく両立させるのがベストです。

メトロノームのみの練習に偏ってしまうと、音楽のバランスが悪くなってしまいます。

メトロノーム練習6割、フレーズ練習4割。そんな感じでバランスを取りながらやるのが良いです。

 


音楽にはこういう発想が必要なんですね。

ぜひとも、iPhoneアプリで作って欲しい!<アプリ職人さんへ切望

 
じゃあ、またね〜

 
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