【吹奏楽】部活指導では丁寧な言葉を使わないといけない理由

 
部活指導の現場へ行くと、(若い人に多いのですが…)「こらー、ダメだろ!」という感じで上から目線の言葉を使っている方をみうけます。

実は、音楽と言葉使いはとても密接な関連性があります。

音楽をする上で、丁寧な言葉を使うのはとても大切です。<わたしもつい関西弁で気楽に喋ってしまいますが、これは反省すべきこと。

 

部活指導では丁寧な言葉を使うべき

なぜ丁寧な言葉を使わなければいけないのか?

それは、「音楽は自己表現をする芸術」だからです。

自己表現をするのですから、指導者と部員(生徒)という関係であっても人間的には対等な関係です。

対等な相手には、ちゃんと敬意を払って丁寧な言葉で接するのは当然のこと。

そうしたお互いに尊重し合える関係性の中でないと、音楽表現自体もとても平板的になります。

 
ただ単に音をだすのではなく、その音に自分の表現を加える。

そして、その表現を他者が承認する。

その上で、互いに表現をすり合わせながら両者が納得できる「納得解」を導き出すのが理想の姿。

たとえ今は理想の環境でなくても、そうした環境の構築をめざすのが「音楽」の面白さです。

 

まじめな時とフランクな時を使い分ける

指導者も生徒もお互いにファーストネームで呼び合えるようなフランクな関係はどうでしょうか?

もちろん普段はそういう関係が作れれば最高です。

しかし、いったん合奏が始まればちゃんと「○○さん」「○○君」と相手を尊重した会話を心がけます。

そうすることで、音楽に対する時はまじめモードへのスイッチを入れるのです。

音楽の機敏な雰囲気を言葉で説明しようとすれば、どうしても丁寧な言葉(ボキャブラリー)でなければ説明ができません。

そうしたボキャブラリーを使えるように、まじめモードになるのです。

 

部外指導者がやってはいけないこと

もう一つ、部外指導者がやってはいけないことがあります。

それは、「生徒と直接、メールやLINEでメッセージのやり取りはNG」ということ。

これをやってしまうと、どんなに真面目な言葉で音楽を作っていても、その中に甘えが生じてしまいます。

つまり、「コーチ(部外指導者)はそう言っているけど、私は別枠でOK」という甘えの気持ちが出てしまうのです。

これは意外に影響が大きいです。

3年生が真摯に練習に取り組み、部外指導者のアドバイスを誰よりも行動で実践しないとバンドはレベルアップしません。

ましてや、3年生をファーストネームで呼ぶのはご法度。

3年生が現役を退くまでは、顧問や教員を間に介して接するのが「良い音楽」を作るために必要なことです。
 

指導者目線とは、生徒からどのように見られているか、生徒が何を求めているかをイメージすること。

何かを教えようとするのではなく、楽器を演奏するのが楽しくなるような雰囲気や環境を作ってあげれば、あとは勝手に練習して上手くなるものです。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える ※」という格言ですね。

※ 人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣りを教えれば一生食べていけるという意味。

 
 
下記の本、著者の沼田さんも同じようなことを書かれていて、ハッとしました。なんとなく気をつけていたことが、よりクリアになった感じです。

この本は吹奏楽指導の気付きがたくさん詰まっている良書ですよ。

 

 
じゃあ、またね〜

 
 
〜〜〜【プロフィール】〜〜〜

みやざき克彦陸上自衛隊中央音楽隊のコントラバス奏者として29年間勤務した後に退職。現在はフリーの吹奏楽・マーチング指導者。国内国外での演奏活動、コンサートの企画運営、自衛隊音楽隊のマーチング指導、日本武道館での自衛隊音楽まつりの演出、陸上自衛隊チアリーディング・チームの指導など多種多様な現場経験を持ち、幼稚園、小学校、中学校、高校のバンド指導や音楽指導に携わる。
吹奏楽コンクール(西関東大会)、マーチングコンテスト(全国大会)など上位の成績を目指す音楽指導のみならず、バンドの基礎的な実力を上げるためのコーチングにも精力的に取り組んでいる。

このブログを読んで、内容や私(みやざき克彦)の吹奏楽指導に関心を持ち、バンド指導の依頼やバンド運営についてのご相談のある方は気軽に連絡をください。そちらの事情に合わせてご提案をさせていただきます。
連絡先:みやざき克彦 メールFacebookTwitter

 
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