楽器を演奏することで得られる知的メリットとは?

 
楽器を演奏することで、どんなメリットが得られるでしょうか?

ここでいう演奏とは、ちゃんと定期的なレッスンを受けてそれなりの腕前になった人についての考察です。

ただ単に学校の部活動程度で楽器をやったくらいではダメで、部活動であっても定期的な専門家によるレッスンを受けた人が対象です。<この線引はかなり重要

 
楽器を演奏することを一言で言えば、「自分の行動(演奏)を体系的におこない、それを第三者の評価を受けて修正することの連続」です。

西洋音楽で使われる楽器であれば、どんな楽器であってもその演奏法は体系的にまとめられています。

ですから何十人の演奏者が集まったとしても、それが同じ種類の楽器であれば同じ体系的な過程を経て練習をしてきた経験を共有しているのです。

よく「音楽は世界の共通語」と言われます。1枚の楽譜を世界中の誰もが同じように演奏することができるのは、この同じように体系的な練習を経てきたことが一番の要因です。

特に弦楽器であれば自分の身体の見える部分を使って演奏していますから、独特な筋肉の動きであっても共通の認識を共有できるのです。<管楽器は「息」という見えない部分を使っているので、やや抽象的な側面があります

 
「自分の行動(演奏)を体系的におこない、それを第三者の評価を受けて修正することの連続」という作業を青少年期に延々と続けていると、音楽以外のことに対しても同じように体系的に分類して思考する習慣が身につきやすくなります。<もちろん個人差はあります

音楽をやっている人は他の趣味でも比較的短期間に習得することができる傾向にあるのは、そういう物事を体系的に整理した視点で行動するからだと思います。

西洋の大学教育において「音楽」や「美術」が一般教養として必修科目なのは、そういう理由があるからです。

つまり、楽器を演奏することで得られる一番の知的メリットは、未知の事柄に挑戦するときのフレームワーク(枠組み)が得られるということ。

しかもそのフレームワークは「世界中の他人と共有できるもの」です。

これが、楽器を演奏することで得られる一番の知的メリットですね。

 
余談ですが… 将来は音楽に携わる仕事に就きたいと考えている学生には、できれば音楽の部活動ではなく個人レッスンを受けることをおすすめしています。

それは、世界共通の体系的な音楽メソッドを取得してほしいという理由なんですね。

逆に言うと、野球部やサッカー部と違って、それが吹奏楽部からプロ音楽家が生まれにくいことの大きな理由です。

 
じゃあ、またね〜

 
 
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毎月、最終日曜日の朝に『日曜朝塾』を主催しています。その時のテーマに応じてお話ししたり雑談したりという気楽で知的な場です。

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 場所:ガスト 上福岡店 (東武東上線・上福岡駅東口下車 徒歩1分)
 連絡先:みやざき克彦 メールFacebookTwitter

 
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