公立図書館は本当に必要なのか? 実は無料ではない現実を市民は知らない

 
「公立図書館は必要ですか?」と訊けば、多くの人が「必要」だと答えるでしょう。

公立図書館は市民の税金で運用されていて、利用する市民は税金という負担をしています。実は無料ではありません。

その負担する金額によっては、かなりの人が「必要」だと即答できなくなってしまうはず。

 

公共施設の費用は市民が負担している

私は公立図書館のヘビーユーザーです。たぶん、支払っている税金分以上に利用しています。

逆に考えると、ほとんどの市民は自分が利用しない公共施設の費用を知らずのうちに負担しているということですね。

全国の公立図書館平均費用は、貸出者1人が1回利用する度におおむね1000円かかっています。<※ 公民館の利用1件あたり費用は1万円。

費用には、図書購入費、施設整備費、維持費、人件費、光熱水道費などすべての費用が含まれている… ある利用者が、開架書棚から借り出して窓口で手続きして期間終了後に返却手続きをして棚に戻される間の一連の費用、また、施設や固定的な人件費のすべてが積算されている。
根本祐二『朽ちるインフラ 忍び寄るもうひとつの危機』2011年,日本経済新聞出版社,p181


 
この図書館利用の費用が高いか安いか…? 行政や図書館側は必要な費用だと言うかもしれませんが、この金額の是非を決めるのは市民です。その先導役になるのが、市民から選出された議員であるはず。

とは言うものの、現実はそこまで意識の高い市民はまずいません。<特定の政治思想に下に活動する市民グループはいますけどね(苦笑)

 
そういう市民の関心を高めるための努力はいくつかあります。例えば、、、

公民館の各部屋をスケルトン仕様にして、どのように利用されているのかを外から見えるようにする。<民間スポーツジムがスケルトン仕様で見せているのと同じ手法ですね。

使用料を無料や減免(在市民への割引)ではなく、根拠のある利用料を提示して徴収し、公共施設は無料だという意識を変える。<公共施設が無料という市民感覚こそ諸悪の根源。

予算ありきという行政運営ではなく、民間委託にすることで効果的なメンテナンスや投資をおこない、無駄のない運営を行う。

 
そして何よりも、公共施設がなくても他でまかなえるというアイデアもあります。

図書館は自治体あたり1館にまとめ、その代わりに文化発信を行う民間ブックカフェの開業資金を支援する。ブックカフェが予約貸出や返却のステーションになることも可能だし、1回あたり1,000円以下での運営が可能になる。

役所の会議室、学校の教室、商店街の空き店舗、開店準媚中の店舗スペース、民間企業の会議室などを公民館スペースと同様に有料で貸し出す。公民館を利用しているのは既得権益を持つサークル団体だけなのだから、逆に公民館がなくて困るのはそういう人たちだけでは?

いろんあアイデアはあれど、すべてのきっかけは上述したように「貸出者1人が1回利用する度に約1000円の費用がかかる」というような情報公開です。すべての情報を公開し、それをイベント化する。情報はイベント化し(良い意味で)炎上させないと拡がりません。

 
東京オリンピックが開催された1964年から半世紀が過ぎました。オリンピック以後に各地で整備された公共施設も、いっせいに老朽化という問題に直面しています。

そういうハコモノ行政を再び繰り返すのか? 解決への糸口は、将来像を描いて行動できる若い世代(行政に頼らずリスク覚悟で行動できる人)を応援支援する仕組み作りだと思うところです。

 
ちなみに、オリンピック以後に全国中に植えられた桜の街路樹も、そろそろ寿命が近づいてるんですよねぇ… 街路樹のメンテも税金でまかなっているって知ってます?

 
なにごとも勉強です!

 
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