【吹奏楽コンクール】柔らかいサウンドが求められるというのは、どういう意味なのか?

 
吹奏楽コンクールの吹部指導へ行くと、よく言われるのがこの言葉。

「◯◯県では、柔らかいサウンドでないと上位に上がれないんです」と。

私が楽器を響かせることを何度も言うので、心配になるようです(苦笑)

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楽器を響かせることが前提です

そうすると結果的に、音量を抑えてフワフワと主張が定まらない演奏になりがちです。

音の響きが硬くなるのは、楽器が十分に響いていないからという理由が大きいのです。

とは言っても、コンクール直前に無理に鳴らそうとすると、どうしても爆音になってしまいます。

楽器を響かせるとは、十分な時間をかけやっと出来上がることなんですね。

今ある実力の中で、どれだけ音楽の印象を残せるように仕上げるかが、直前にバンド指導するポイントです。

 
良く響く音を出している時、奏者は無駄な力が抜けた自然体で演奏をしています。

そのための必要最小限しか使わないという筋肉ができるには、最低でも3ヶ月以上は必要。

自然に音を響かせることができれば、パンチのある演奏をしても「柔らかい響き」で聴こえてきます。

吹奏楽コンクールで求められる「柔らかいサウンド」とは、そういう時間をかけて創りだした響きです。

 
もう一つ、楽曲がスッキリと交通整理できていないことも、響きが柔らかくならない要因です。

これを指導するには、音楽演奏の現場で揉まれてきた経験(聞く耳)と、自然体で生徒と向き合える姿勢が求められます。

 

どういう指導を?

吹奏楽の専門雑誌『バンドジャーナル』には、そういった(演奏と指導の)技術論がたくさん書いてあります。

実際に、この雑誌を食い入るように読んで実行する方は、まぁ希少でしょうか(苦笑)

私の学生時代には今のように豊富な情報(セミナー)がありませんでしたから、『バンドジャーナル』のみが唯一のバイブルでした。

実は今の時代においても、『バンドジャーナル』には他を圧倒するほどの情報が書かれています。

Band Journal バンドジャーナル 今月号の内容 – 音楽之友社


 
さらに多くの指導者は、そうした技術以上に必要なものの存在を忘れていると感じることがあります。

それは、「学生のやる気を奮い立たせる指導」、「自ら感化させる力のあるメンターとしての指導力」です。

できないことをダメ出しする指導だけでは、学生のやる気を奮い立たせることがキビシイでしょう。

特に、演奏とは関係ない生活指導を合奏の場でやり始めると、もう誰も聞く耳をもたなくなります。

ただでさえ多感な時期の学生は、学校や家庭において常に「苛立ち」の感情を内在しがち。

そうした学生には、「将来への希望」や「身近な達成感」を抱かせることこそが大切です。

 
一歩先の、自分たちが憧れる音楽の世界をどう気づかせるか、どのように気持ちを感化させるか。

単なる技術面であれば、音大生でも指導することができるでしょう。<できない音大生の方が多いのですが…

音楽の素晴らしさを伝え感化させるには、さまざまな人生で揉まれた経験の有無がモノを言います。

 

 

まとめ

最初の「柔らかい響き」を実現させるには、少なくとも3ヶ月以上の「楽器を響かせる」という練習が肝心です。

そうした技術的知識は、雑誌『バンドジャーナル』に書いてあります。バックナンバーを図書館で見るのも良し、それら知識をまとめた別冊を読むのも良し。<私のお薦めは『朝練』シリーズ




それ以上に大切なのは、学生が自らのモチベーションを高めるよう感化させる人間力のある指導です。

言い換えれば、「やる気を削がない指導」(苦笑)<怒るのと叱るのは違います

「なんで… 」「どうして… 」「いつもいつも… 」。こんなフレーズを知らない間に口にしていませんか?

 
人は環境に適応する生き物です。その人の性格は、単にその場の環境に合わせてフリをしているだけのこと。

周囲を取り巻く環境さえ変われば、がぜんと「やる気」を出すのが人間の面白いところです。

環境を変えるのは、指導者の心の持ちよう次第です。

技術云々よりも、「やる気」を出すことの方が先決。音楽は人が繰り出すものですから。

 
自信のない方は、一度、私をバンド指導に呼んでみてください。<メール等で要相談

論より実践で、バンドがレベルアップするコンサルタントをいたします。

 
じゃあ、またね〜

 
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