プロとアマチュアの演奏は1秒聴けばすぐ解る!

年末年始のテレビ番組で、プロ・オーケストラとアマチュア・オーケストラの演奏を聞き分けるというクイズ企画がありました。僕は最初の音が鳴った1秒で解ったけど、回答者がまったく見当違いの聴き方をしていて、あぁなるほどと感じたわけです。

たぶんスポーツや芸術でプロになった人だったら理解できることだと思うのだけど、普通に生活していた人だとこの感覚が難しいのかもしれません。プロとアマの音楽演奏の差はとても歴然としています。

それは、オーケストラのメンバーがちゃんと音楽の拍(ビート感)で演奏しているかどうかだけの違いなんです。簡単に言うと、最初の出だしの音がズレてるかどうかです。

いや、アマチュア音楽家でもちゃんとしている人はいます。でも全員がちゃんとしているわけではありません。もちろんプロ音楽家にも微妙な個人差はありますが、少なくとも人間の耳で聞き分けられる程度の音ズレはありません。

少なくとも、音楽の専門家であればテレビの音質が良くないから解らなかったという言い訳は成り立ちません。だって明らかに最初の音がズレてるんだもの(苦笑)  もちろん普通の人なら聞き分けできないレベルのズレですけどね。

なぜプロがズレないかというと、指揮者の棒を見て音を出しているわけじゃないからです。プロは指揮者の棒を振り上げる動きを察して、自分でその音楽の拍(ビート感)を無意識のうちに感じているからです。アマチュアは指揮者の棒の動きを見て音を出してるので、ホントに絶妙にズレるんです。

例えば、短距離走のスタートで考えてみます。スターターが「よ~い(用意)」と言った瞬間に次の「バン!」を無意識のうちに自分で感じて飛び出すのがプロ。「バン!」という音を聞いてから飛び出すのがアマチュアです。

この理屈で音楽を聴くとプロとアマチュアの差は歴然としていますね。しかも、その後の流れる音楽も常にズレまくっているのがアマチュアです。もっとも、そのズレていること自体が普通の人では聞き分けできないかもしれませんが…

そのテレビ番組では本物との違いがわかるのが一流の人という企画でした。私の感覚だと、違いが解るのではなく「本質を見抜ける」とことが一流なんだと思います。音楽演奏の本質とは音楽の拍(ビート感)なんですね。いろんな演奏解釈の違いも本質的にはそのビート感の違いなのです。

じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ