会社を辞めようと思ったら、まずやるべきこと

 
私が30年間務めた自衛官を辞めようと考えたのは、東日本大震災で何もなくなった被災地に立ったときでした。あの現場で、これからは家族と一緒にいたいと思ったからです。

それから本当に自衛隊を中途退職するまでに3年半ほどかかりました。当初の3年間は、自分がこれから組織から離れて自由に生きていけるだけのマインドに切り変えることに費やし、残りの半年は辞めるための準備期間でした。

その3年間、年間200冊以上のペースで様々な本を読み続け、いろんなセミナーにも参加し、自分のマインドを変えることに費やしたわけです。今になって思うとそんな3年間も必要なかったし、思い立った時にすぐに辞表を出すべきだったかなと考えもします。

ただ、それほどまでに安定した公務員を辞めるということは、なかなか決心がつかないことでした。まして、生まれたばかりの末っ子をはじめ、5人の子持ち家庭でしたから… 最終的には、定年後に立候補するつもりだった議員選挙を12年ほど前倒しにするというカタチで退職をしました。

今になって思うと、もしも会社を辞めようと思ったなら、もっと別にやるべきことがあったと思いますが、今となっては後の祭りですね。

まず、会社員や公務員の一番の強みは社会的な信用です。ですから、クレジットカードやキャッシング付きの銀行口座とか、そういうものを作るのは自営業にはものすごくハードルが高いです。たとえ年会費がかかるとしても、JCBやアメックスなどのカードは公務員時代に作っておくべきでしたね。<これマジ。

サラリーマン時代に自宅を購入した人であれば、より安い金利の住宅ローンへ借り換えることも必要です。そういうことは、会社員を辞めたとたんに何もできなくなります。社会的な信用がゼロになるとは、そういうことです。自営業で初年度から何千万円と稼いだとしても、社会的な信用はゼロのままです。

サラリーマンと自営業というのは、野良猫と室内飼い猫くらいに違う人生です。一方は捕まっても飼い主に戻されますが、もう一方は殺処分です。お互いに共有できる価値観や、社会的な信用度が大きく異なります。会社を辞める前に、そうした自営業が苦手な面をクリアしておくことで、いざという時の大きな助けになります。

そして最も大切なのは「健康」です。できるなら、お酒やタバコも止めるべき。お酒やタバコがストレス解消と思うなら、そんなストレスを貯めるマインドを変えるべきです。サラリーマンとしての働き方をすべて捨て去る覚悟を決めないと、自営業で稼ぐのはキツいですよ。

1日24時間は誰もが同じだと思っていましたが、お酒を止めたとたんに自分が自由に使える時間が2倍に増えました。それくらいお酒は(知的に過ごせる)時間を奪ってしまいます。あ、それとゲームも全部捨てましょう。スマホにゲームアプリなんて、お酒を飲むより危ないですよ!

 
じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ