○○は見ようとしないと、見えない

 
貧困は見ようとしないと、見えない」(大山憲宏『生活保護VS子どもの貧困』PHP新書)

この言葉はするどいところを突いています。ここでは「貧困」とありますが、ここに何の言葉をあてはめても通用します。

例えば、妊娠をしたとたんに街中に妊婦や赤ちゃん・幼児を連れたお母さんを見かけるようになった。今まで興味のなかったことなのに、ちょっとテレビで見て関心をもったとたんに、いろんな番組や雑誌で特集を見かけるようになった。など…

これは、その人が強くイメージを持ったことで、単に今まで見えなかったものが見えるようになっただけのこと。急に妊婦が増えたり、何かがブームになったわけではありません。

人は自分が知らないことは気がつかないし、イメージできないことは行動することができません。だからこそ、人が大きく変わるためには自分が置かれた環境を変えることが必要なんです。

勉強が苦手な子が塾へ通うのも、勉強をする環境に身を置くことが大切だからです。<ちなみに、学校は勉強だけをする場所ではありません。

そういう意味でとても心配なのは、「原発反対」や「憲法9条を守れ」など白黒つけた意見を叫ぶ方々です。こういった人たちの中では、反対意見への理解をしながら解決への議論をすることが許される環境ではないからです。

○○は見ようとしないと、見えない

世の中の問題点や、自分が生きていく上で問題と感じてることの多くは、自分が心地よく感じた意見だけを聞いているだけでは解決にいたりません。

いろんな意見を聴いた上で、さらに自分自身が行動を起こさないと何も解決できないのです。その行動とは、○○を見ようとすることです。それはとても面倒なことですけどね。

 
じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

小説を読むと人間を学べる

 
それほど暇ってわけじゃないですけど、たまに小説も読んでいます。ビジネス書ばかり読んでいるわけじゃありません。

小説には人間の心に関するノウハウが詰まっています。心理学や脳科学の本を読むより、人間についての鋭い洞察に満ちあふれているのが小説ですね。

男性が女性の視点で物事を見るとか、女性が男性の視点で物事を見るとか… 他人になりきって他人の人生を味わえるのも小説の醍醐味です。

もちろんそれは作家の創作なんですけど、読む人が共感する内容を書かないとその小説は売れません。だから自然と、人の心に深い洞察のある心理描写になっていくわけです。

中には、映画やドラマから受けるものとは桁違いの、深い感涙と心震える感動に襲われることすらあります。なにより、文字を読みながら自分の脳裏に主体的に場面情景や心理状態を描き出しているわけですから、もう深みが段違いに違うわけです。

高校生の時に読んだロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』で主人公の初恋場面などは、今でも想い返すと切ない気持ちになったりします。主人公の生き方に共感するときなど、もう自分自身がまったく違う人生を生きている感覚が実感できます。

案外と自分自身の体験は忘れてしまうものですが、小説で読んだ恋の甘酸っぱさは未だにリアルな感覚で覚えているのが不思議なぐらい…

文学も、音楽も、芸術(美術アート)も、人の心の豊かさや新鮮さ、奇抜さなど、ありとあらゆる人の心を表現したものです。どれも人間学の素晴らしいテキストですね。

もっとも、最近ではオーディオブックで小説を読んでいる、いや聴いているので、さらに脳裏に情景が浮かぶようになってきました。ラジオ・ドラマの深みにはまってしまった感じです。

で、オーディオブックで感動してしまうと、さらに図書館で借りてきて本でも読んでしまうという念の入れようです。小説、最高! <そんなに暇じゃないんですけどねぇ(苦笑)

 
じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ