朝4時早起き 6日目。人生は常に不完全なものだから必死になれる。藤野栄『指揮者の知恵』

朝4時早起き 6日目。でもまったく苦じゃないのは元々が早起きタイプだからだろう。

高校生の3年間、朝6時から8時まで市場でバイトをしていた。毎朝5時すぎに起きて自転車で30分かけて向かう。よく続いたと思う。

別に完璧主義者とかじゃないけど、どんな無茶な状況になってもとにかく目の前のことに集中できる気質なんだろうね。

今朝読んでいる本はこれ。藤野栄介『指揮者の知恵』。著者は現役の指揮者であり、音楽プロデューサー。

僕は30年間ずっと自衛隊音楽隊で楽器(コントラバス)を弾いていた。音楽こそまさに、毎回不完全な状況でとにかく前に進まなければならない仕事だ。

一度演奏が始まったら曲の途中で止まることが許されないのが音楽の仕事。何があっても自分の勝手な都合で立ち止まることはない。

頭の中にイメージする完全な姿と、現実に音となる不完全な姿が同時進行で進んでいく。それを50人ものメンバーで共有しながらステージ上で一つの演奏という形に仕上げる。

それを束ねる指揮者に求められるのは正確なテンポを示すことではなく、メンバー全員の集中力が途切れないように揺ぎ無く手綱をコントロールし続けること。

そのために指揮者は、時にはワザと完璧なものを不完全な状態に振り回したりもする。人は不完全な状態だからこそ、なんとかしようと必死になるのだ。

僕の日常はいつもリスクを抱えて様々な制約下での仕事をしていることが多い。お客様から入金してもらためには、どんな状況であっても満足してもらえる仕事をするのが当然のこと。

今の仕事であるリフォーム業はまったく音楽との接点がなさそうだが、やっている仕事はステージ上で楽器を弾いていた時と大差ない。音楽は水もの。毎回が必死の勝負の連続だ。

藤野栄介『指揮者の知恵』 に書かれていることは、そのものずばり音楽の話。でも読んでいて世間のすべてにつながる話として読むことができた。

まるで飲み屋で現役の指揮者からいろんな貴重なお話を聞いている感じ。これこそが読書の醍醐味かもしれない。

今日もちょっと手間のかかる(リフォーム)仕事だけど、ステージで楽器を弾いていた時を思い出して頑張ろう。

じゃあ、またね〜 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ